【体験談】愛媛県伊予市で行われる「ふるさとワーキングホリデー」に参画しました
総務省が主催する「ふるさとワーキングホリデー事業」を、今年度から伊予市が試験的に行うこととなり、当社も参加者を短期アルバイトとして受け入れることになりました。
当社としてもはじめての試み。試行錯誤しながら受け入れ態勢を整えています。今回は受け入れ先である当社や参加者の体験談も交えて、ふるさとワーキングホリデーの詳細をお伝えしてみます。
ふるさとワーキングホリデーとは
略称:ふるさとワーホリ。都市住民が一定期間本市に滞在し、働いて収入を得ながら、市民等との交流や学びの場を通じて地域の暮らしを体感する機会を作る取り組みです。
学生、社会人に向けた制度で、参加者は日本中のふるさとで仕事をしながら、地域の人たちとの交流や学びを通じてリアルに地域の暮らしを体験できます。新しい地域を知り、新しい自分を知れる貴重な体験の場です。
受け入れ側にとっては、地域の活性化や移住促進といったメリットがあります。
受け入れ企業となった当社でも、「若手社員が受け入れ者への指導経験を積むため」という目的を持って参画しました。将来的には、Iターン若手人材の雇用にもつなげられればと考えています。
株式会社日昇:受入れの概要
受入期間 | 1ターム10泊11日のうち5日間 |
受入人数 | 各ターム1名の予定 |
就業時間 | 10:00-17:00(休憩1時間) |
形態 | 有償アルバイト |
業務内容 | ①EC事業部の運営補助 ②ふたみ潮風ふれあい公園の運営補助 ※時期により、ご希望の業務内容で受け入れられない可能性あり |
備考 | 内容は予告なく変更する可能性あり |
プログラム全体の概要・委託事業者・宿泊場所などの詳細は、下記をご参照ください。
全国各地でふるさとワーキングホリデーの取り組みははじまっていますが、伊予市の人気は高いようです。初年度にも関わらず、募集人数の約3倍の応募があったそう。
派手な観光地はないですが、自然や人々の暮らしがほどよく調和している伊予市は、ふるさとワーホリとの相性がよい街なのかもしれませんね。
20代前半の若者が、双海にあるシェアハウスで共同生活を送りながら、約10日間の滞在を楽しみます。伊予市のいくつかの事業所に別れて短期アルバイトをした後は、夏の伊予市を存分に満喫していってください!
いい思い出を作って日常に戻り、人生の節目節目に、旅行や移住などで伊予市に戻ってきてくれることも期待しています。
当社受け入れの様子をレポート
2024年7月31日~8月6日
学生さん1名を受け入れ、EC事業部にて、ECサイトで販売するインテリア商材のページ制作のアルバイトをしていただきました。
年の近い社員がメンターを務め、ECサイトの当社商品販売ページに使用する素材などの制作をしていただきました。
ふるさとワーホリ参加者の体験談
今回、愛媛県伊予市で暮らす体験と、働く体験、どちらも同じくらいやってみたくて参加しました。日昇さんの仕事はオフィスワークだったので、産直市や農家などで働く他のメンバーとはギャップがありました。
任された仕事はパソコン業務がメインでした。Photoshopを使うのがはじめてだったので難しく、1日目は頭がパンクしそうでした、笑。
2日目からは自分なりに作業効率を上げる工夫ができたと思います。インテリア商品の販売ページの制作を任され、精密さ・バランス・商品を綺麗に見せることを心掛けて作業しました。
5日間という短い期間だったので、集中して仕事を覚えられました。慣れてきた頃に仕事が終わるので寂しいです。
ふるさとワーホリ受け入れ先としての感想
地方にはたくさんの仕事がありますが、「EC事業部」の仕事はほぼデスクワークです。参加者は、都会でもできるような仕事の内容は期待されていないのでは?と心配しておりました。
私たちの心配は杞憂に終わり、前向きに業務に取り組んでいただけました。昼休憩は社員との交流も楽しんでいただきました。
メンターを務めた入社2年目の若手社員も、「仕事を教えること」の難しさを体感する、よい経験になったようです。
2024年8月16日~8月20日
当社が本年度より指定管理を担っている「ふたみ潮風ふれあい公園」にある宿泊施設「潮風ふれあいの館」に、学生さん1名を受け入れました。
施設長を務める20代社員の下に就き、60代のベテランスタッフに業務のレクチャーを受けながら、掃除や片付け、宿泊者の受け入れ準備を手伝っていただきました。
ふるさとワーホリ参加者の体験談
「公園施設の運営ってどんな感じなんだろう?」と思い、公園のHPを見てみると海や山が美しかったんです。景色に魅かれて応募しました。
実際に働いてみて、スタッフの方がとっても温かく迎えてくれたのを感じました。ランチにもいろいろ連れだしてもらって、双海のグルメを食べました。「遊びに来たのかな」くらいの感覚で、とっても楽しく働けました。
景色は本当にきれいで、お部屋の清掃中に見える景色に感動して思わず写真をとってしまうほどでした。お布団の準備や片付け、大きな風呂の掃除なども、はじめての体験で新鮮でした。
少しの時間でしたが、お客さんとの交流もできました。保育園の園児たち、テニスサークルの集まり、サッカーや剣道をやる小中学生などが来園されていました。子供時代の合宿を思い出して、懐かしかったです。
双海で暮らしてみて、街を盛り上げようとする地元住民の方の活気を感じました。自分も将来は田舎の地元に戻って地域に関わりたいので、参考になりました。
ふるさとワーホリ受け入れ先としての感想
繁忙期であり、宿泊者の多いお盆休み前後での受け入れだったため、手伝っていただけて非常に助かりました。
施設には年配のスタッフが多いため、まだ10代の若い方が加わってくれることで、元気をもらえました。実は受け入れ前から、みんなでとても楽しみにしていたんですよ。
写真を撮ることやInstagramの投稿に対して興味と意欲を持っていただけていたので、勤務期間中に1日1回以上のストーリー投稿、フィード投稿もお任せしました。
ご自身がいちばん楽しみ、施設内で興味を持ったことを素敵な画像や動画を使って表現してくれていました。そのため、利用者の共感を得られたと思います。
当社の「ふるさとワーキングホリデー」受け入れ体験をまとめてみました。
今回お会いしたワーホリ生たちは皆、行動力や好奇心に満ちた方ばかりでした。社内、また地域活性化の起爆剤として、外から来られた意欲のある方と交流できたことは、非常に有意義だったと感じました。
次回の開催時も、会社として積極的に関わっていければと思っています。
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