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愛媛大学「留プロ!」セミナーで、オンライン採用活動の講師を務めました



オンラインで講師を務める様子

愛媛大学の留学生就職促進プログラム(留プロ)が主催するセミナーにて当社の「オンライン面接」の取り組みについてご紹介させていただきました。このセミナーの目的は、採用活動の「オンライン化」について情報を共有すること。


実は日昇では、2,3年前からオンライン面接を実施していました。そこで今回当社の採用手法について発表してほしいというありがたいご依頼をいただき、採用担当のカキウチがお話をさせていただきました。


 

「留プロ」について


“愛媛地域における外国人材活用の促進”と“留学生の地元就職数の増大”を目指し、キャリア教育と就職支援を行い、企業が抱える外国人材活用に関する課題を解決するための取り組みを行う。

今回のセミナーはzoomを使ってオンラインで実施。会議室を発表仕様に変更し準備万端。約20名の参加者が集まりました。

 

まずセミナーの冒頭に留プロ推進室より、コロナ禍における留学生の就活状況について説明をいただきました。留学生が新たな就活スタイルで困っているのは、「オンライン化」。


コロナの影響で3密を防ぐため、会社説明会や面接がどんどんオンラインで実施されるようになっていますよね。このオンライン面接への移行が留学生に影響を与えているようです。

オンライン面接や面談で困っていること

・自分の印象を伝えにくい

・会社のイメージが分かりにくい

・日本語が聞き取りにくい

・適した場所を見つけることが難しい

・ネット環境を整えるのが難しい

これらが留学生が困っていることのようです。


確かにオンラインでは直接対面できないため、コミュニケーションがうまくいかなかったり、ネット環境が不安定になったりと不慣れさもありトラブルが起こりやすいのかもしれません。この問題は留学生だけではなく、日本人学生にも共通しそうですね。

しかし、就活のオンライン化はデメリットばかりではありません。

オンライン面接や面談のメリット

・交通費の節約になる

・時間を有効活用できる

・遠方の会社のイベントに参加できる

・気軽に参加できる

・人数制限を受けにくい

何より時間・場所・人数に制限されることなく、参加できることは大きなメリット。地方の学生であっても、都市部の会社の説明会・面接に気軽に参加できるため選択肢や可能性が一気に広がります。

では、どうすればデメリットとなる問題点を排除し、安心してオンライン就活を進められるのか。

日昇のオンライン採用活動・採用広報の考え方

ここからはセミナーにてカキウチがお話した日昇のオンライン採用活動の取り組みについてご紹介します。

「会社のイメージが分かりにくい」を解決する

実際に会社を訪れるわけじゃないから、「イメージが分からない!」。この問題に対して行っているのが、「ブログ・メルマガ・SNS」を使った積極的な情報発信です。求職者が会社のことを事前に知ることができ、親近感を持ってもらえるように注力しています。


日昇の社員インタビューブログ

会社HPやWantedly(採用に関するビジネスSNS)で更新しているブログでは、社員へのインタビューや事業に関すること、会社の日常など日昇での働き方が具体的にイメージできる内容をアップしています。このブログもその一つですね。

オンラインで会う前の準備として情報を提供することで、実際に対面した時に「話が早い」状態を作ることができます。特に社員インタビューでは、業務に関する具体的な内容を紹介しています。当社に入社すると「どんな仕事をするのか」、「どんな人と働くのか」、「どんな環境で働くのか」理解していただけることと思います。

「自分の印象を伝えにくい」を解決する

「人柄」や「雰囲気」という人間性に関わる部分は、就活においても非常に重要視される部分ですよね。その人の本質やどんな仕事に向いているかなどが判断されたりします。しかし、経歴や成果というのはある程度文字だけでも伝わりますが、「人間性」というのは直接会話を重ねることでだんだんと分かってくるもの。

オンラインでは直接対面できないことから、きちんと自分のことを理解してもらえるか不安に感じるのは当然です。

オンライン面談する際のイメージ

その不安を取り除くために行っているのが、徹底的な個別対応。採用活動では、エントリーから選考に至るまで何度か応募者とメールなどでやり取りすることがあるかと思います。その際、多くの企業ではフォーマットを用意し、機械的に同じ内容を返信しているかもしれません。

しかし、当社の場合は選考に関する連絡だけではなく、個別にエントリーシートの内容の感想や情報提供などもプラスします。時には、部活や趣味に関する話をすることも。

効率的ではないと思われるかもしれませんが、とても重要なことです。個別に時間をかけてやり取りを重ねることで、直接の対面がなかったとしても自然とお互いの人間性が理解できている状況が作れます。「BOT化」しない対応をすることで、お互いにもう一歩踏み込んだ関係作りができるようになるわけですね。

「ネット環境、適した場所を整えるのが難しい」を解決する

オンライン面接が控えているが、「自宅に十分なネット環境がない」という方は多いかもしれません。途中で接続が切れたりしなかと不安に感じながら面接を受けるのはいやですよね。

そのため、当社では応募者にオンライン・オフラインの選択をしていただくようにしています。こちらから一方的に決めずに選択の余地を残すことで、安心して面接を受けていただくためです。

(*コロナ禍においては、感染症拡大防止のため来社いただかないという対策を取っています。)

また、日程に関しても提案した日程が難しければ再提案するなど、臨機応変にあくまでも応募者に合わせた対応をします。会社の都合に合わせられるかで判断するのではなく、ベストな状態の面接を通して判断したほうがお互いにメリットは大きいですよね。


今回は実際にここまで上げた対策が有効だったか、オンライン面接を経て日昇に入社した社員にその経験を話してもらいました。

オンライン面接経験談

情報発信や個別対応などでメリットを感じたそう。特に情報発信に関しては、応募前に会社のイメージを知るだけではなく、入社後にもスムーズに業務に移るのに役立っているようです。

しかし、通信環境や音声に関しては不安に感じる部分もあり、「質問がうまく聞こえなかった」という話もありました。


また、背景となる自宅の壁やイヤホンの柄など今までは気にすることのなかった部分も新たな就活のマナーとして登場しつつあるようです。話すスピードなど注意喚起することで改善できる部分もありそうですが、まだまだ課題は多い印象です。


 

今後どこの会社でも重要課題になるであろう採用活動のオンライン化。当社も面接はオンラインで行っていますが、説明会などは経験がありません。まだまだノウハウや経験を蓄積中の段階です。


これからも求職者が安心して当社に応募いただけるよう新しい取り組みを試行錯誤していく予定です!

株式会社日昇の日常を綴る企業ブログ。インテリア照明や家具のこと。会社のことや働く人のこと。新規事業や採用活動について。日昇の所在地である愛媛県伊予市についてなど。ときには面白いネタも、ざっくばらんにお話しします。

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