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ホテルdeテレワーク実験。道後ホテルで仕事をすると、予想以上に快適でした


テレワークを実施したホテルの客室

6月7日におこなったテレワークの様子をカキウチ目線からお届けします。


先にアップしたフクシマの記事職場コミュニケーション寄りの内容だったので、私からはテレワーク環境の部分を中心にレビューしてみたいと思います。


併せてコチラもお読みください。
 

■愛媛県の施策


自宅にリモートワークの環境が整わない場合の助け舟となるのが、ホテルの「デイユース・サービス」です。


愛媛県では「テレワーク推進協力金」としてデイユースプランを導入する宿泊施設に支援を行っています。県内43社のホテルが導入しており、楽天トラベルにて1000円以内で松山市内のデイユースプランのあるホテルを探すと、10件以上がヒットしました。


【ホテル】…利用者が激減している現状を一部でも改善できる


【利用客】…快適な環境下でテレワークを行え、仕事に集中できる


双方にメリットのある施策です。


日昇はこの施策に賛同し、1日限定ホテルでのテレワーク実験を行いました。



■仕事場所に選んだホテル


多様なサービスを提供する宿泊施設の中から、私は「 道後 山の手ホテル」を選びました。「オールド イングランド」をコンセプトとした、道後では少し異彩を放ったホテルです。館内では英国のレトロで優雅な雰囲気を感じられます。


道後山の手ホテル 入口

私は山の手ホテルさんを何度かビアガーデンで利用したことがあります。しかし、客室に入るのは今回が初めて。普段行かない近所のホテルにて非日常体験ができる点で、非常にワクワクしました。単純にお得なプランなので、必要に迫られていない方もぜひこの機会に利用してほしいと思います。


さらに、私が山の手ホテルさんを選んだのには理由があるんです。それは「仕事終わりにホテルの温泉に入れる」から!さすが、道後ならではのサービスですね。温泉付きのサービスは、全国的にも珍しいのではないでしょうか。


道後山の手ホテル 館内の様子

■早速、チェック・イン!


ホテルに着くと、ホテルの方が出迎えてくれ、駐車場所まで案内してくれました。さっそく特別感があります!


チェックインは午前9時。10分前でしたが問題なく手続きできました。宿泊の場合とほぼ同じ手続きで、スムーズに行えました。現金のみでの取り扱いなので、デイユース料金1,000円を払って領収書をもらいます。体温を測られたり、エレベーターには3密回避のお願いの張り紙があったりと、感染症対策をしっかりされていました。共有部分の消毒をこまめに行っているスタッフの方もいましたね。


「テレワーク利用のお客さんは結構来られていますか?」と聞いてみると、「利用数自体、すごく多いわけではないです。でも当ホテルの場合は、温泉目的で来られたとの声が多いですね!」とのこと。


ドキッ!まさに、私のことでした、笑。みなさん、考えることは同じなんですね。たしかに、私が案内された駐車場所はテレワークの人専用っぽくて、5台ほど車が停まっていました。私の部屋は5階で、同階ではちょうどスーツの男性が同じくデイユース利用されているようでした。



■客室のテレワーク環境


私の借りたのは洋室。ダブルベッドが1つとデスク、テーブル&椅子のセットがある部屋でした。シンプルかつ小ぢんまりとしていて快適です。wi-fi環境はばっちりでした。(むしろ会社より快適かも?)必要最低限の設備がしっかり揃っていて、仕事に集中できそうです。


テレワークで利用したホテルの客室

机の上にはパソコンが2台置けるほどのスペースあり。テレビがあるので、HDMIケーブルを持参すれば、モニターとして活用できそう。机と椅子の高さはちょうどよく、無理な体制で仕事をすることはなさそうです。


この素敵なお部屋で唯一気になったのは「鏡」の存在。常に自分を映しながら仕事をするのは少し落ち着かなかったです、笑。まぁ、慣れますかね?!できれば鏡を覆える布などあるとありがたいです。(アンケートに意見を書いてみました!)


あと、ベッドが近くにあると吸い込まれそうな誘惑が!メリハリつけて「ここまで作業終わったら、5分ベッドに倒れてOK」とか自分ルール作ってもいいかもしれませんね。そのまま眠りに落ちないように注意です。


宿泊のときと同じように、ペットボトルのお水や使い捨てスリッパを用意してくれているのは、細やかサービスでありがたかったです。



■午前中の仕事の様子


それでは午前中の仕事を開始します。ブログやSNSでPRできるようテレワークの様子を撮影しながら、広報関連の仕事を片付けていきました。


10時半からとお昼前に数分程度の打ち合わせを行い、チームのメンバーの進捗を確認します。それ以外の時間は、簡単な連絡をチャットツールで、少し込み入った内容は音声にてコミュニケーションを取っていました。


途中、部下のフクシマくんのリモートワーク実況中継が始まり、モニターを横目で見ながら楽しく仕事を進めました。


ノートパソコンが2台置けるテーブル

■お昼休憩


あっという間にお昼になりました。初めての環境だからか、今日は時間の経過がとても早く感じます。借りている部屋に時計がなく時間の経過に気づきづらいので、タイマーをセットするなど工夫が必要だなと思いました。


お昼はホテルの外へランチを食べに行きました。

ホテルの外は、普段の道後とは全然違う雰囲気。とにかく人がまばらです。道後麦酒館には数組のお客さんはいましたが、みなさん観光客ではない様子。私も1人なのに数名座れるテーブルに通していただき、全く密になることなく安心して昼休憩を過ごせました。


しかし、やっぱり観光地に活気がないのはさみしいですよね。

道後温泉本館の近くで食事ができそうな場所で開店しているのは、道後麦酒館さんくらいでした。お店の人の話では、本館が再開する6月19日にあわせて、他の店舗も開店を検討しているみたいです。


みなさん、事態が落ち着いたら、ぜひ道後温泉に遊びに来てくださいね。



■午後の仕事の様子


今日はとても天気がよく、5階の部屋からの展望は最高でした。お昼ご飯を食べ、景色を眺めてリラックスできたので、午後からの仕事再開です。


5階客室からの展望

午後イチでメンバーと午後からの作業予定の申告を行って、各自が作業再開です。


今日はもともと「文章を書く」「画像を編集する」といった、一人で黙々と行う作業ばかりだったので、誰にも邪魔されない環境は集中できました。会社であれば、電話がかかってくる・人に話しかけられる・背後を人が通るなど、集中力をそがれる要因はちょこちょこあります。


作業の手を止める要因が何一つないので、とても快適に仕事を進められました。ふと手を止めて耳を澄ましてもシーンとしています。逆に静かすぎて困る人は音楽を聴きながら作業するのもいいですね。


フクシマから上がってきたブログの内容チェックをし、変更箇所を伝えるときだけちょこっとDiscordを使って打ち合わせをしました。チャットツールで「ちょっと(Discord上の)ここに集合できる?」と声掛けしてイヤフォンをつけてスタンバイしておけば、簡単に打ち合わせが始められます。普段、隣の席で話すのとそこまで変わらずコミュニケーションが取れました。


接続の不具合でどちらかの音が聞こえない、という若干のトラブルはありましたが、きっと使っていくうちに対処に慣れていくことでしょう。


17時40分にまたオンライン上に集合し、終礼を行いました。顔を合わせていないだけで、メンバー全員、普段と変わりなく仕事ができたように思います。



■終業後


最後のお楽しみだったので、温泉についてもちょっとだけ書いてみます。


山の手ホテルでは、源泉から豊富なお湯を引いており、ホテル館内で温泉を楽しめます。道後温泉の泉質は弱アルカリ単純泉で、匂いや味はなく、まろやかな肌触りなんです。久しぶりに道後のお湯に包まれて、仕事の疲れをしっかり落とせました!(残念ながら、感染症対策のためサウナは休止中でした。)


テレワーク後にお風呂を利用する方は他にもいるのかなと思いましたが、ラッキーなことに女性風呂は貸し切り状態でした。お風呂上りに入れ違いで入ってこられた方はいらっしゃいました。


ホテルからゆかごとバスタオル1枚、フェイスタオル2枚を貸してくれるので、着替えだけ持っていけば気軽に温泉を楽しめます。テレワークで持ち込んだノートパソコンと貴重品は、脱衣所の無料ロッカーに預けることができました。いろいろ便利!温泉だけでもデイユース料金1000円のもとは取れているような気がします。


プラン終了後に温泉入浴可能

■やってみての感想

生活の場である自宅を、いきなり会社と同じ仕事環境に整えるのは難しいですよね。例えば「机や椅子」「Wi-Fi環境」「家族の理解」など。


私が自宅でのテレワークで1つ困ったのは椅子の問題です。自宅では背もたれのない3000円ほどのスツールに腰かけて仕事をしていたので、夕方にはどっと疲れが出てきました。実際に当社が運営するインテリアのEC事業ではリモートワーク普及によって、机や椅子の売り上げが伸びています。


ある程度きちんとした机と椅子のある環境はテレワークを実施するにあたり必要だと感じていました。今回はオフィスでの仕事と同様、身体に負担なく作業できたのでよかったです。


また日昇社員の中には、テレワーク時に自宅のWi-Fiが弱くて生産性の落ちてしまった人がいたようです。私の知り合いには、同居の家族に勤務時間に家の用事を頼まれる、会議の内容に聞き耳を立てられる、などに困っていたとの声も聞きました。


これらの困りごとを解決するために、金銭的な負担が少なく利用できるホテルでのリモートワークは非常に便利だと感じました。もちろん、県からの支援がある今だからこそお得に利用できるのですが。支援期間終了後も何かしら継続していただければと嬉しいです。


さらにもう1つ。「非日常」を味わえるというのも、ホテルでテレワークを行うメリットです。自宅やオフィス以外の働く場所を活用してみるのは、新しい時代の働き方としてアリかもしれません。アイデアが行き詰まったときの気分転換や仕事のパフォーマンスを上げる起爆剤として、あえてホテルに出勤という選択肢があってもいいのではないでしょうか。



■おまけ


最後に、今回のテレワーク体験を1分ほどの動画にまとめてみましたのでご覧ください!



株式会社日昇の日常を綴る企業ブログ。インテリア照明や家具のこと。会社のことや働く人のこと。新規事業や採用活動について。日昇の所在地である愛媛県伊予市についてなど。ときには面白いネタも、ざっくばらんにお話しします。

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