「自宅の照明はどこで買う?」いまどきの若者の購買行動を聞いてみました
説明会などで私たちがよくする質問
「もし今、『引っ越しした』『家の照明が壊れた』などの理由で、新たに自宅の照明を購入するとしたら、あなたは照明購入のためどういう行動をしますか?」
EC事業で照明を売っていると、自然と気になる質問です。
最近の若者がどのように照明を探し購入するのか、直接聞いてマーケティングの参考にしたいと思っています。とくに20代の方の意見が気になるので、学生さんを中心に聞いてみています。
学生さんの反応はさまざま。「照明って最初から引っ越した部屋についていないの?」「照明が壊れることなんて、想像したことがなかった!」なんて言われることもしばしばです。
身近にあるプロダクトなのに、いざ自分で購入するとなると、どうすればいいか迷うのが照明なんですよね。
私自身のことに思いを巡らせると…。みなさんと同じように照明ってどこで買うものなのかよく分かっていなかったですね。
日昇に入社する前はネットショッピング自体、本を購入するときくらいしか利用していませんでした。
それに10年以上前なら、ネット上で照明を販売しているお店は少なく、インテリア商品をネットで買う発想は持てませんでした。
なので日昇に入社前の私は、照明を買おうと思ったときに、近所のホームセンターとか家具屋さんやインテリアショップを見て回るくらい。
大学に入学し一人暮らしをはじめたときは、最寄りのホームセンターでペンダントライトを購入した覚えがあります。
いまどきの若者の購買行動とは?
それでは、最近の学生さんはどうでしょう?今まででおそらく50人以上の学生さんに聞いたと思います。その中で下記のような答えが多数派でした。
「お店に気に入るものがなければネットで買う」
「まずネットでどういう商品があるか調べる」
「ネットで探してから実店舗を見に行く」
「ネットで買う」派から具体的に挙がったのは、楽天市場・Amazonがやはり多かったですね。「照明」とか「おしゃれ」というワードでまずはざっと調べていくそうです。
ちなみに、楽天市場で「照明 おしゃれ」と検索すると、日昇の照明が多数表示されます。実際に検索してみて当社の照明が見つかると、みなさん驚かれるんですよ!
印象的だったのは、インスタグラムやGoogle画像検索で自分がイメージする照明をまず見つけるという人たち。
まず「視覚的にイメージを掴む」のが現代人っぽく感じました。30代以上の人たちには新しく感じられる行動なのではないでしょうか?
具体的なイメージが湧いたところで、ネットショップにたどり着いたり、実際の店舗へ見に行ったりするそうです。
日昇ではWeb上の照明の魅せ方にこだわりを持っています。これは若い人の感覚にマッチした効果的な施策なんだなと再認識させられました。
現代の若者の消費傾向と小売りのトレンド
学生さんの回答の中には、リップ・サービスも少しはあるかもしれません。(ネットショップを運営する会社の担当者に堂々と「実店舗でしか買い物しません!」とは言いづらい人もきっといますよね。)
とはいえ、ネットとリアルをうまく併用している20代若者の購買行動が浮かび上がってきてとても興味深かったです。さすがデジタルネイティブ世代です!
ちなみに学生さんで「実店舗で買う派」は2割程度でした。※30代の社員に聞くと、実店舗とネットショッピングの割合は半々くらいになります。
具体的な店舗名で挙げられていたのはニトリや家電量販店が多かったですね。特にニトリ、さすが、認知度と利便性は他の店舗より強いです。
小売業界のEC化率は、2010年と2018年を比べると、8年間でほぼ2倍になっているそうです。【追記】コロナ禍を経て、ネット販売は多くの人の中でより身近になりました。
2017年にはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング3社でのネット販売総額が、全国の百貨店売上を超えたことがニュースになっていました。全ネット販売総額が全コンビニの販売総額を抜く日も近いです。実社会の中でも確実に、EC事業の役割とニーズが増加していることが分かります。
その中でも、インテリアジャンルのアイテムの伸び率は高いようです。田舎ならともかく、車を持たずに電車で移動する都会のユーザーなら、重くて持ち運びがしづらい家具・照明を通販で購入することは理にかなっていますよね。
インテリア商材をネットショッピングする行動は、今後ますます「普通」になってゆくことでしょう。
これからもいまどきの若者の購買行動に注意深く目を向けながら、PR方法・販売方法を模索していきたいと思います。
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