top of page

今さらだけど、LED電球の特徴と豆知識をインテリア照明屋さんが教えます


LED電球の特徴と豆知識

私たちの日常に、もはやなくてはならない存在のLED光源。LEDは多くのご家庭で活躍していることでしょう。


日昇では「インテリア照明」だけでなく「LED電球」の販売にも力を入れてきました。


今回は基本に立ち返って、LEDのすごさと利便性をお伝えしていきます。

LED電球は電気代が安い

LEDの魅力1…電気代が安い!

私は2年前に引っ越しをした際、家の電球をほぼLED電球に替えてみました。(一部だけ電球型蛍光灯が残っているので、いつか取り替えたいです。)


おそらく、白熱球を使っていたときよりも月々200円くらいは電気代が安くなっていると思います。一ヶ月単位ではあまり変化がないように感じますが、1年なら2,400円、2年なら4,800円、10年なら24,000円。塵も積もれば山となる、ですね。

LED電球の消費電力は、白熱球と比べて約8分の1。電気代も8分の1


私はもともと部屋を明るくしすぎないですし、フルタイムで働いているため家にいる時間が短いんです。家族が多い、家にいる時間が長いライフスタイル、部屋は明るくして過ごしたい、というご家庭ほど省エネの恩恵を受けられそうですね。

さらに「つい、電気を消し忘れてしまう!」というお悩みを抱えている方には、人感センサーのついたLED電球をおすすめします。トイレや玄関に取り付けると、とっても便利です。

LED電球は寿命が長い

LEDの魅力2…寿命が長い!

「電球がなかなか切れない!」という魅力が動機となり、LED電球へ切替を行う人は多そうです。そうなんです。LED電球は白熱球のように、いきなり「プツッ!」と切れて周りが真っ暗になることはありません。

「LED電球が4万時間もつ」といった謳い文句を聞いたことはありますか?ここでいう「4万時間」とは、あくまでも「定格寿命(設計寿命)」を指します。LEDの寿命は、初期の明るさの70%に低下したときです。つまり、LED電球の明るさはじわじわ低下していくので、70%まで暗くなったら取り替えを推奨します、という意味なんですよ。意外と知らない方が多いのではと思っています。

よくあるのが「4万時間持たなかった!点灯しなくなったり、点滅しはじめた!」なんて現象。原因は商品不良の可能性の他、使用環境に問題があるケースも考えられます。 点滅したり急に切れたりするのは、基盤部分の故障(熱・湿度による劣化)がもっとも多い原因です。


LED電球の基盤部分は「熱や湿気に弱い」特徴があります。そのため、熱のこもりやすい場所・湿気の多い場所で長時間使用すると、あっという間に故障してしまうんです。

日昇オリジナルLED電球 ラコルト

LED電球のサイドにたくさんラインが入っているのが分かりますか?これはデザインではなく、効率的に熱を逃がすための工夫なんです。


各社の技術向上で、ここ数年はずいぶん品質改善されてきましたが、完璧ではありません。ダウンライトやお風呂場での使用には注意し、専用のLED電球を使用するようにしてくださいね。


LED電球対応でも、アンラッキーな組み合わせはあるものです。熱がこもりやすい構造の照明器具は避けることをオススメします。


「LED電球(の基盤部分)は熱に弱い!」これだけ覚えておいてください。

追加でお伝えすると、LED電球は不安定な電圧のもとでは使えません。たとえばLED電球対応でもLED電球専用でないリモコン、調光機能などとの組み合わせ。これらもLED電球故障の原因になりますので使用をお控えください。

熱・湿気・安定しない電圧に注意して使用すれば、数十年以上買い替えの必要なくLED電球をずっと使用できるかもしれませんね。

最近はLEDチップを埋め込んだタイプのLED照明が人気です。


ときどき「LEDが切れたら電球みたいにLEDチップ交換はできますか?」との質問をいただきますが、残念ながらできません。LED照明は数十年使える計算なので、LED部分の取替えは想定していないんですよ。万が一、初期不良があるといけないので、1年間の保証はついています!

LED対応ペンダントライト フィオーレ

LEDの魅力3…光源から熱を出さない!

株式会社日昇の人気照明フィオーレは「テラリウム」をイメージしたペンダントライト。電球の下にフェイクグリーンやフィギュアをディスプレイできます。


フィオーレのようなデザインが実現できるのはLED電球のおかげ。白熱球だと触れないくらいの熱を発するため、直下にモノを置くと燃えたり焦がしたりといったリスクがあります。今まではそもそも、リスクを考慮したデザインでしか商品を作れなかったんですね。

LED電球に手をかざしてみると白熱球との違いがよくわかります。LED電球のガラス部分は若干あたたかいかなという程度。直下に置いたモノまであつくなることはありません。


ただし、点灯回路のあるソケット(根本)の部分は熱くなりますので、念のため周囲にガーランドやフェイクグリーンを巻きつけるのはご遠慮ください。

LED電球の特性を知って、正しく照明のある生活を楽しんでくださいね。

色温度の変更ができるLED電球

LEDの魅力4…色温度の変更ができる!

「色温度」とは、光の色を表す尺度です。LED電球は白熱球と違い、人工的に色味を作っています。


「LED電球の光はなんだか作られた感じがして好きじゃないな。」と思っている人は一定数いるんじゃないかと思います。


でも、白熱球の暖かいオレンジ色の灯りを模す技術は年々向上しているんです。今では言われないとわからないくらい、両者の灯りの質は近づいているんですよ。

LEDは色温度の変更ができる

日昇で一番売れている商品に、リモコンひとつで色温度の変更できるLED電球があります。


読書やデスクワークに集中したいときは昼間のような真っ白い灯りで。まったり過ごしたいリビングや寝室ではオレンジ色の灯りで。


部屋の用途に応じて光を操れる生活は、いちど体感したらもう元には戻れなくなりますよ。

LED電球&リモコンセット「ラコルト」はこちらのページからご覧ください。

 
1灯 ペンダントライト クローネ

LEDの魅力はまだまだ語り尽くせていないのですが、今日はここまで。

株式会社日昇でオリジナルのLED電球の発売を開始したのが2011年。当時は大手メーカーの参入がまだ少なく、日昇がいち早く楽天市場でLED電球を販売することで、一般のご家庭への普及に貢献できました。

それから時は経ち、多くの企業がLED市場に参入してきました。開発部門があり予算を潤沢に使えるメーカーに、私どもでは残念ながら品質や価格面では勝てません。

では、どこで差別化しているか。私たちが取り扱うLED電球の特徴は「利便性」と「インテリア性」なんです。


LED電球は決して「家電」ではありません、「インテリア商品」なんです。


インテリア照明を販売する日昇だからこそできるご提案。照明器具と融合したスタイリッシュなLED電球を、これからも販売してまいります。


株式会社日昇の日常を綴る企業ブログ。インテリア照明や家具のこと。会社のことや働く人のこと。新規事業や採用活動について。日昇の所在地である愛媛県伊予市についてなど。ときには面白いネタも、ざっくばらんにお話しします。

ソーシャルメディア

bottom of page